第409回 千心会例会2023年3月

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一昨年2021年は、歴史上初めて宇宙へ行った民間人の数が宇宙飛行士を上回り、宇宙旅行元年と言われています。昨年12月12日には日本の宇宙ベンチャーispaceが、民間企業として世界初の月面着陸を目指た着陸船の打ち上げに成功しました。JAXAが14年ぶりに募集した宇宙飛行士には、前回の4倍以上の4,127人が応募し、10人まで絞られた候補者の最終選考中です。また、今年1月には、岸田総理も参加し、月面開発を含む日米の宇宙協力協定が締結されました。現在、新聞、TVニュース等で宇宙が取り上げられない日は無いと言っても過言ではありません。一体何が起きているのでしょうか?

本講演では、まず、宇宙開発がどのように行われて来たのか、歴史を紐解きます。
そして、ともすればSF(空想科学)の世界と見られていた宇宙が、どの様にビジネスに結びつくのか? それが地上の何に役立つのか? 第二部では、宇宙で、どのようにビジネスを展開して行くのか。横河電機を例に取り、お話しします。

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黒須 聡(くろす さとる) のプロフィール

1983年慶應義塾大学経済学部卒業、横河電機入社。海外ビジネス開発、マーケティング、事業企画、開発、経営に関与。2019年3月まで取締役専務執行役員を務め、同年4月、国際宇宙大学(International Space University)Executive Space Course留学を契機に宇宙ビジネス・ディベロップメント・エグゼクティブとしてビジネス開拓を開始。2021年7月に同社初の宇宙ビジネス専門組織「宇宙事業準備室」を設立。2022年4月に技術・開発メンバーを増員して「宇宙事業開発室」に改名し、その室長として現在に至る。
・大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)国際委員会アドバイザリーボードメンバー
・慶應工学会理事
・日本マーケティング学会常任理事
・WBCSD(World Business Council for Sustainable Development: 持続可能な開発のための世界経済人会議) カウンシルメンバー
・BCTI(Business Commission to Tackle Inequality)コミッショナー。