私は20年ほど前にいわゆるマジック（手品・奇術）に興味を持ちこの5年間程は月2回公民館のサークルへ参加している。そんな5年間に感じたことを報告する。　
＊2018年3月、千心会の皆さんと「ネパールの旅」に参加し、見たヒマラヤは、まさに地上最大のマジック ショーであった。実際は大陸プレート間の衝突の結果で、科学的な現象である。
＊旅の途中、人が豹に襲われた話を聞き驚いた。昔はこのように人間より強い動物が沢山いたのに、今人間が地球を支配しているように見えるのは実に不思議ではないか？　実はこれは人間のノドの高度な機能によるのでマジックではない。

＊一方　このような自然科学の不思議現象に似せて、人間の錯覚を利用して人工的に不思議現象を提供するマジックもある。この錯覚を覚えさせる方法は、目の錯覚が殆どで、見る側・演じる側が楽しむものが多いが、情報で洗脳したり、薬物を使うとなると、人間社会にとって危険な存在になることもある。特殊詐欺、タバコ使用、健康フェイクニュース等が、その例である。
＊「子供騙し」という言葉があるが、昨今は大人も老人も騙される時代で、まさに「わたる世間はマジックばかり」といえる。騙しのマジックを見破る力をマジック遊びで身につけることが無事に旅立つ為に必要な世の中になった。タバコマジックの傾向と対策（演習あり）を話す。