第393回 千心会例会2021年11月

案内

国家存立の基本3条件である地理、歴史、人口のいずれにおいても米国は中国に対し、将来と
も優位を占めており、中国には焦りがある。特に、習近平政権では、「中華帝国の偉大な復興」を
掲げ、憲法を改正して、トップの座の任期の制約を削除し、3期目以降も居座る意向。
強権政治下で、経済は減速、中間所得層が上下に分解し、所得格差が一段と開き、しかも軍
事力増強のため、社会保障制度、特に年金や医療の制度を犠牲にしてきたので、その不満の鬱
積が、権力闘争と結びつけば、政権、ひいては体制自体が崩壊する。これら中国内の状況を分析
し、さらには、従来、米中の対立に高みの見物を決め込んでいた欧州が、中国批判に転じた姿勢
の変化に触れ、最後に、これまで日米同盟に安住し、「専守防衛」で手抜きをしてきた日本は今後
いかにすべきかを論じる。

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中村義博氏 のプロフィール

・1966 年 京都大学法学部中退 68 年米国ダートマス大学卒業
・65 年 外務公務員上級試験合格 66 年 外務省入省
・82 年 官房査察室長 83 年 欧亜局大洋州課長
・84 年 在ロス総領事館首席領事 89 年 在ユーゴ大使館公使
・93 年 国際労働財団常務理事 97 年 駐ザンビア特命全権大使
・00 年 通関情報処理センター監事(旧大蔵省認可法人)
・02 年 駐ウルグアイ特命全権大使
・05 年 国際労働財団常務理事 08 年 同退職
「教職」
・08~18 年 千葉経済大学非常勤講師
・18 年 4 月~20 年 3 月まで 天理大学客員教授
「著書」
・94 年「ユーゴの民族対立:平和の創成を求めて」(サイマル出版)ほか

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