講演概要
・女性とビジネスの現状
・女性経営者への支援の実績、起業事例のご紹介
・コロナ禍で求められるビジネス支援
日本の女性にとって、ビジネスに参加する余地は世界と比較すると非常に大きく(注)、今
後ますますチャンスが広がっていくと感じています。半面、多くの起業前の女性は、ビジネス
に携わる時間も質も不足しがちで、未知の部分が多いともいえます。そのため、事業を起こす
際には、男性よりも手助けを必要としています。それは、「能力」が低いのではなく、ただただ
ビジネスの現場での「経験」が不足しているからだと考えています。
私は、独立後一貫して「女性のための経営支援」をテーマに活動してまいりました。
女性を対象にした起業支援セミナーは、ここ 15 年変わらず熱心な参加者で席が埋まりま
す。また、参加する女性たちの意識もスキルも、年々向上しているように感じています。
こうした状況から、ちょっとした手助けで、大きく羽ばたいていく女性起業家の事例も多く、
いくつかのケースを取り上げながら、同時に支援の現状もご紹介させていただきます。
(注)世界経済フォーラムの統計「ジェンダーギャップ指数」より、世界 156 カ国の中で、総合で
120 位、管理職ポジションに就いている数の男女差では 139 位。