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テーマ | ペロブスカイト太陽電池について |
概要 | 宮坂先生は、ノーベル賞候補者です。 ペロブスカイト太陽電池の発電効率は、単結晶Si太陽電池を超える27%に届き、Siとのタンデムセルでは34%のレベルに達している。 低コストの溶液塗布法でつくる軽量で曲げられるモジュールは、重量あたりの発電量が太陽電池の中で最も大きく、 曇天・雨天そして屋内でも使える特長から、従来のSiパネルが置けない多くの場所に設置が広がる。 関西・大阪万博では曲がる太陽電池がバス停屋根に250mにわたって設置されて話題を呼んでいる。 講演では、ペロブスカイトの特徴をSiとの比較で解説し、技術開発の最新動向を紹介する。 また、産業生産における課題と今後の社会普及への展望を述べる。 |
先生 | 宮坂 力氏 |
日付 | 2025年6月07日(土) 14:30〜17:00 |
開催場所 | 千葉市民会館 3F 第6会議室 |
会長あいさつ
初夏のみぎり、ご清栄のことと存じます。
6月例会は、ノーベル賞候補の宮坂 力教授が開発された太陽光パネルの新素材「ペロブスカイト」について
ご講演いただきます。先生は、スウェーデン王立科学アカデミーが選考した候補者の一人で、ノーベル賞候補者のご講演は、
千心会初です。プロフィールを添付します。
みなさま、どうかふるってご参加ください。
宮坂 力氏 のプロフィール
宮坂 力(みやさか つとむ)
桐蔭横浜大学 医用工学部・特任教授、
東京大学先端科学技術研究センター・フェロー1981年東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。
富士写真フイルム株式会社足柄研究所主任研究員を経て2001年より桐蔭横浜大学大学院工学研究科教授。
2005年~2010年に東京大学大学院総合文化研究科教授を兼務。
2004年にペクセル・テクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役。
2017 年より 東京大学先端科学技術研究センター・フェロー、 2020 年~2023年 早稲田大学先進理工学研究科・客員教授兼務。
専門は光電気化学、有機無機ハイブリッドとくにペロブスカイト型太陽電池の開発。受賞は、日本学士院賞(2024年)、朝日賞(2024年)、
英国Rank賞(2021年)、応用物理学会業績賞(2019年)、日本化学会賞(2017年)、市村学術賞(2020年)、
クラリベートアナリティクス引用栄誉賞(2017年)など。