第333回 千心会例会2016年11月

案内

平成28年度

千心会11月例会(334回)案内及び10月例会報告

平成28年10月15日

千心会会長 阿部 欽三

Ⅰ.千心会 11月例会案内について

1.例会について 

「大蔵大臣 水田三喜男 -その生涯を時代ともに綴る-」

〝田中角栄から後継の総理を要請されるも断った″というエピソードも!!

 講師:会員 斉藤 剛(さいとう たけし)氏

 

今回の例会は、意外と知られていない、千葉県の南房総という風土が生んだ政治家にして教育家でもある水田三喜男の人物像と、それを取り巻く時代環境を取り上げ、著書を著していられる千心会会員の斉藤剛氏にお話しいただきます。

 

◎政治家および教育者としての水田三喜男

〇水田三喜男は、政治家として、志を持った有数の政策通でした。戦後の日本において、自由党の政調会長として、日本の復興に貢献しました。また、池田内閣の大蔵大臣として、高度経済成長を牽引しました。しかし、高度成長が終焉することを予見し、健全財政への転換を主張しました(この点が上記のエピソードに繋がるのでしょうか?)。

〇また、「国づくりは人づくりから」の信念のもと、教育に情熱を注ぎ、「学問による人間形成」を建学の精神として、私財をなげうって城西大学を創立しています。

〇その人となりは、「偽らず、欺かず、諂わず」という座右の銘とおり、清廉にして人格識見に優れ、ユーモアあふれる人柄は多くの人に愛されました。

 

◎水田三喜男を取りまく時代背景

〇例えば、日本におけるマルクス主義のこと(水田は京都帝大時代にマルクスボーイであったとのこと)、大東亜戦争のこと、原爆投下のこと、公職追放のこと、などいろいろあります。

〇特に、高度成長の推進や高度成長時代の経済社会の変化の中で、実際に行われた政策に眼を向ける必要があります。政治および政治家を論じる際に、政策を見る視点は重要です。また、そこを通じてこそ、政治家水田の真価が理解できます。

 

 <斉藤講師略歴>

 千葉県市原市出身。東京大学文学部西洋史学科卒後、(株)学習研究社を経て、千葉県庁入庁。主として企画部において総合五カ年計画、幕張メッセ、上総アカデミアパーク、交通政策、まちづくりなどを担当。その後、千葉県文化振興財団理事長を務める。現在、近現代研究家として活動中。著書に「世界の中の日本」(太陽堂2009年)、「大東亜戦争に至る歴史」(中央公論事業出版2013年)、「大蔵大臣水田三喜男」(中央公論事業出版2016年)がある。

・日 時:平成28年11月5日(土) 14:30 ~ 17:00

・場 所:千葉市生涯学習センター 研修室1(千葉市立図書館に併立)

      〒260-0045 千葉県千葉市 中央区弁天3丁目7−7 電話: 043-207-5811

  (注)いつもの千葉市民会館ではありませんのでご注意願います。

 

・参加費:1,000円

<回答期限:10月24日(月)>

  ※当日の出席・欠席の回答は、必ず、本メールの送信者(芝田)宛に返信して下さい。

 

2.有志懇親会について 17:20から

 ・場 所:『テング酒場 千葉駅前店』
         千葉市中央区富士見2-4-12 第1東和ビル4F
         電話:043-224-5370

 会 費:3,000円

会員向け案内

会員向け案内は、ログインしている会員のみ閲覧することが可能です。

例会報告

例会報告は、ログインしている会員のみ閲覧することが可能です。